久しぶりにZINEを作りました。今まで小さな20ページのZINEしか作ったことがなかったので、自分がこんなに分厚い本を作るなんてびっくりしています。約5ヶ月ほどかけて、少しずつ本を作りゆく日々は孤独ながらも、少しずつ編み物の目が溜まっていくような喜びがありました。

タイトル:「私のケア帳」
著者:たけのこスカーフ
サイズ:B6
ページ数:130ページ
価格:1500円
ジャンル:エッセイ
内容:うまく行かない日々を
うまく行かないまま乗り越えるための
50個のコーピング
日々の揺らぎへのささやかなお守りとして
個人的なコーピング(対処方法)を50個
エッセイ形式で紹介しています。
おすすめ:
ストレスや気分の揺らぎを対処する
自分なりの手立てを見つけたい方
今回の本はケアとコーピングをテーマにしています。コーピングとは、「ストレスに対する意図的な対処」のこと。小さなアクションで気持ちをすこし軽くしたり、視座をちょっと変えてみることで、辛い気持ちを和らげるセルフケアです。
生きているといつもいつも元気というわけにはいかないけれど、うまく行かないときに、自分の背中をそっと撫でるように対処できると、すこしだけ日々の生きやすさがアップします。

コーピングは基本的には、自分で見つける処方箋のようなものなので、誰にでもそのまま対応出来るものではないけれど、自分なりのアレンジを加えてオリジナルのコーピングリストを作るきっかけにしていただいけたら嬉しいです。
ささやかなこだわり
今回意識したことは「ふだんネットには書かない個人的な出来事も書いてみる」ということでした。様々な方のZINEを読んでいて「きっとこのお話は、ZINEの読者を信頼して打ち明けてくれたのでは」という筆致に何度も触れました。こっそりと内緒ばなしをしてくれるような距離感はZINEという媒体ならではのものだと感じて、自分も心を開いて、親密な友達に打ち明けるような気持ちでぐっと踏み込んで書いてみたいと思ったのです。
紙の色の組み合わせ。
手触りの楽しさや、手仕事を感じる装丁にしたいと思い、表紙にラベルを張ったり、扉には包装紙に使う紙に特色で印刷を施しました。つるつるで薄くてぱりっとしたこの手触りがとても好きで、いつか分厚い本を作ることができたら、こんな紙を扉にしたい思っていたのです。

閉じた本の隙間から鮮やかな色合いがちらりと見えると、こっそりきれいな色を忍ばせた服の裏地のようで気に入っています。本文の用紙は、めくりやすく、質感のある水色の紙を選びました。分厚いノートのように文房具や紙が好きな方が手に取って楽しくなるような本になっていたら嬉しいです。

ノベルティ
今回の本は2025年11月20日(土)開催のZINEフェス仙台というイベントに合わせて作ったので、お祭り気分でささやかなノベルティも準備しました。

イベントで新刊『私のケア帳』を購入してくださった方にステッカーをプレゼントします。SNSのフォロワーさんには追加でもう一枚シール(ねこちゃんを抱っこしているもの・豊かなにゃぽつきシール)を差し上げるので「フォロワーです」と教えてもらえたらうれしいです。
フリーペーパー「日っころがし手帖」
「私のケア帳」を作るときに意識したこと、ZINEを作るときにとても役に立った本など、こぼればなしを手書きでびっしり書きました。take freeですので、ブースからどなたでももらっていただけたらと思います。
ZINEフェス仙台について
- 日時:9月20日(土)
- 会場:アエル仙台5階多目的スペース
- 時間:11時〜16時
- 入場料:300円
通販について
『私のケア帳』は9月末(予定)から通信販売をします。遠方の方はそちらをご利用いただければ幸いです。通信販売ご利用の方にもフリーペーパー「日っころがし手帖」をお付けします。